無期雇用派遣で実現する安定キャリア!5つのメリット、正社員との違いなどを解説

無期雇用派遣でいきいきと働いている社員のイメージ

長期的な雇用の安定を求めている方にとって「無期雇用派遣」は魅力的な選択肢の一つです。この記事では、無期雇用派遣の仕組み、有期雇用派遣や正社員との違い、メリット・デメリット、向いている人の特徴、さらにはキャリアアップの可能性まで詳しく解説します。 派遣で「安定したキャリア」を築きたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

目次

無期雇用派遣とは?安定した働き方を実現する仕組みを解説

無期雇用派遣とは、人材派遣会社と派遣社員が「期間の定めのない雇用契約」を結んで働く雇用形態です。一般的な登録型派遣(有期雇用派遣)とは異なり、派遣先での仕事が終わっても派遣会社との雇用関係は継続します。この仕組みにより、安定した収入とキャリアを得やすく、派遣でありながら「正社員に近い安心感」がある働き方として注目されています。事務職や営業職、エンジニアなど、幅広い職種で導入が進んでいます。

無期雇用派遣と有期雇用派遣(登録型派遣)の違い

無期雇用派遣は、2013年の労働契約法改正や2015年の労働者派遣法改正などを受けて制度化されました。特に、有期労働契約からの無期転換ルールなどが整備されたことで、派遣社員の雇用の安定が図られるようになり、企業側にとっても長期的な視点で人材確保や育成が可能になる信頼性の高い働き方として認識されています。

無期雇用派遣と有期雇用派遣の違い一覧

無期雇用派遣有期雇用派遣
雇用契約期間の定め無し2~3ヶ月など期間の定めあり
待機期間中の給与あり無し
3年ルール対象外対象(同一組織で最長3年)
派遣先の選択派遣会社が決定自分で選べる
賞与・昇給あることが多い基本的に無し

雇用期間

無期雇用派遣と有期雇用派遣の雇用期間の違いを表したイラスト

無期雇用派遣と有期雇用派遣の最大の違いは、「雇用期間の有無」です。

一般的に「派遣」と聞いて多くの方がイメージされる有期雇用派遣は、2ヶ月/3ヶ月/6ヶ月などの契約期間が定められています。自分の都合に合わせて働く期間や職場を選べるのが魅力ですが、更新時期が近づくたびにこのまま仕事を続けられるのか不安になったり、契約終了後の収入が不安定になったりしがちです。

一方で今回ご紹介する無期雇用派遣は、派遣会社に無期=雇用期間の定めがなく雇われているため、派遣先での就業期間が終了したとしても派遣会社との雇用関係は継続されます。次の仕事が決まるまでの待機期間中も派遣会社から給与が支払われるのが一般的で、これが無期雇用派遣の最大の特長であり、安定性の基盤となっています。

給与形態

給与形態と待機期間中の収入にも大きな差があります。有期雇用派遣の多くは時給制で、仕事をした時間に対してのみ給与が支払われます。そのため次の派遣先が決まるまでの期間は収入が途絶えてしまうケースがほとんどです。

一方の無期雇用派遣では月給制が採用されることが多いです。先述した通り、派遣先での就業期間が終了して次の派遣先が決まるまでの待機期間中も、原則として給与または休業手当が派遣会社から支払われます。これにより、「仕事がなければ収入がゼロになる」という、派遣社員が抱える最も大きな不安の一つが解消されるのです。

採用プロセス

採用プロセスも異なります。有期雇用派遣は派遣会社への「登録」が中心で、比較的容易に仕事紹介を受けられますが、無期雇用派遣は派遣会社の「社員」として採用されるため、書類選考や面接といった選考プロセスが課されることが多いです。

この選考があることで、派遣会社側も責任を持って長期的なキャリア形成をサポートする体制を整えています。福利厚生や教育制度が整っている場合が多く、スキルアップを支援する体制も強化されています。

無期雇用派遣と正社員の違い

雇用の安定性という面では正社員に近い無期雇用派遣ですが、一般的な正社員との違いは何でしょうか。

雇用主と勤務先

無期雇用派遣と正社員の違いについて、雇用主と勤務先をそれぞれ示したイラスト

最も大きな違いは「雇用主」です。無期雇用派遣の場合、雇用主はあくまでも派遣会社であり、実際に働くことになる派遣先企業ではありません。

また正社員は基本的に所属する企業内で異動や転勤をしますが、無期雇用派遣は派遣会社の指示に基づいて様々な派遣先企業で勤務します。

給与・ボーナス・昇給の仕組み

正社員は勤務先で昇進や昇給の機会があり、勤務先企業の給与体系や福利厚生が適用されますが、無期雇用派遣は派遣会社の制度が適用されます。一般的には管理職などへの昇進は少ない傾向にあります。

業務の責任範囲

正社員は経営判断や管理業務を任されることもありますが、無期雇用派遣は専門業務に集中できる環境が整っています。「責任の重いポジションよりも自分の得意分野で安定してスキルを磨きたい」という方に向いているといえるでしょう。

無期雇用派遣で働く5つのメリット

無期雇用派遣で働く女性のイメージ

ここでは、無期雇用派遣がもたらす具体的なメリットを5つ掘り下げて解説していきます。それぞれのメリットがどのようにキャリアに貢献するのか詳しく見ていきましょう。

1. 雇用と収入の安定が手に入る

無期雇用派遣の最大の魅力は、何と言っても「雇用が途切れない」ということです。派遣先での業務が終了しても、派遣会社との雇用契約は継続するため、突然仕事を失う心配がありません。次の派遣先が決まるまでの待機期間中も月給が支払われるため、収入が途切れることなく安心して生活できます。

特に住宅ローンや教育費などの固定費がかかる世代にとっては、毎月安定した収入が得られることは大きな安心材料となります。「派遣は不安定」というイメージを覆す、魅力的な働き方だといえるでしょう。

2. 同じ職場で長く働ける(3年ルールの対象外)

有期雇用派遣は「同一の組織で働けるのは最長で3年まで」というルールが労働者派遣法で定められています。どんなに気に入った職場ややりがいのある仕事であっても次の派遣先を探す必要があり、キャリアの一貫性を保つ上でも課題となることがありました。

しかし無期雇用派遣はこのルールの対象外です。腰を据えて長期間同じ職場で働くことができるため、人間関係も築きやすく、業務の専門性も深められます。

3. ボーナスや昇給が期待できる

正社員との比較で特に気になる点の一つに、ボーナスや昇給が挙げられます。有期雇用派遣ではボーナスは無いことが一般的ですが、多くの無期雇用派遣では、派遣会社独自の評価制度に基づいたボーナスや昇給の仕組みが設けられています。

勤続年数や日々の業務への貢献が待遇面に反映される可能性があり、モチベーションを維持しながら働き続けることができるでしょう。制度の内容や評価基準は派遣会社によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

4. 充実した研修・キャリアサポートを受けられる

無期雇用派遣の社員に対して、派遣会社もスキルアップを積極的にサポートする傾向があります。例えば、PCスキル(Excel、Wordなど)、ビジネスマナー、語学、専門資格取得支援など充実したプログラムが用意されていることが多く、キャリアアップの大きな助けとなるでしょう。

またキャリアカウンセリングや定期面談を通じて、今後の方向性を確認したり、アドバイスを受けたりすることも可能です。キャリアの再構築を考えている方や、自分の市場価値を高めていきたい方は、手厚いサポートを受けながら成長できるのが魅力でしょう。

5. 未経験から大手・優良企業の事務職などに挑戦できる

無期雇用派遣の求人は、一般事務、営業事務、経理事務などのオフィスワークが中心で、未経験者を歓迎する案件が豊富にあります。派遣会社の研修制度を使って必要なスキルを習得してから就業することも可能です。

また個人で応募するにはハードルが高いと感じるような、大手企業や優良企業で働くチャンスがあることも大きなメリットです。派遣会社のバックアップを受けながら、安定した環境で新たな一歩を踏み出すことができます。

無期雇用派遣のデメリットと注意点|「やめとけ」と言われる理由は?

無期雇用派遣は、雇用の安定や収入の確保などメリットが多い一方で、インターネット上では「やめとけ」といった否定的な意見を目にすることもあります。これは、無期雇用派遣の特性や、有期雇用派遣や正社員と比較した際のデメリット、注意点が正しく理解されていないことによって生じる誤解や不満が背景にあると考えられます。

ここからは、無期雇用派遣を選ぶ際に知っておくべきデメリットと注意点を公平な視点で解説します。

採用選考があり、誰でもなれるわけではない

有期雇用派遣は、登録をして条件が合致する仕事があれば、比較的スムーズに就業開始できるケースが多いです。しかし無期雇用派遣は、派遣会社の社員として雇用されるため、採用は正社員に準ずる一定の厳しさがあります。

具体的には書類選考や適性検査、面接などが課されるのが一般的。職務経験やスキルだけでなく、長期的に勤務する上での人柄やコミュニケーション能力、環境への適応力なども総合的に評価されるため、誰でも簡単に就ける働き方ではないことを理解しておく必要があります。

派遣先を自分で選べない・希望通りとは限らない

無期雇用派遣では、実際に働く派遣先企業は、派遣会社が決定します。派遣会社は、本人のスキルや経験、希望を考慮しつつ、その時点で発生している求人から最適な派遣先を決めます。

勤務地、業種、職種など自分の希望は伝えられますが、必ずしも100%叶えられるわけではありません。安定した雇用と収入が保証される代わりに、働く場所や仕事内容の選択における自由度が低くなるという点は認識しておく必要があります。

有期雇用派遣に比べて働き方の自由度が低い

有期雇用派遣の大きな魅力は、自分のライフスタイルに合わせて契約期間や勤務日数を選べるため、「週3日だけ働きたい」「特定の期間だけ働きたい」といった柔軟な働き方が可能です。

無期雇用派遣は、雇用主である派遣会社と期間の定めのない契約を結んでいるため、正当な理由なく派遣会社から提示された仕事を断ることは難しく、フルタイム勤務が基本となります。有期雇用派遣のように自分のペースで自由に働きたいという方にとっては、この制約がデメリットに感じることがあるでしょう。

無期雇用派遣はどんな人に向いている?

スマホで仕事探しをし、自分にあった働き方を見つけた女性のイメージ

メリットとデメリットを踏まえ、無期雇用派遣という働き方がどのような方に適しているのかを整理しましょう。ご自身の価値観やキャリアプランと照らし合わせて「自分は無期雇用派遣に向いているのか、それとも向いていないのか」を判断する目安としてください。

無期雇用派遣が向いている人の特徴

  • 安定した収入と雇用を重視する人
  • 長期的にキャリアを築きたい人
  • 未経験からオフィスワークに挑戦したい人
  • 家庭と仕事を両立したい人

こんな希望がある方にとって、無期雇用派遣は非常に相性がいい働き方です。勤務地や仕事内容の選択よりも、毎月の安定した収入と雇用の継続を最優先し、生活基盤をしっかりと築きたい方にとっては魅力的なはずです。

また派遣会社のサポートを受けながら就業できるため、仕事のブランクがあって再就職をしたい方や、50代以降のミドル世代でキャリアを再構築したい方にもおすすめの働き方だといえるでしょう。

無期雇用派遣が向いていない人の特徴

一方で、無期雇用派遣という働き方が必ずしも適していない方もいます。

  • 勤務地や仕事内容を細かく選びたい人
  • 短期間で職場を変えたい人
  • 自分の裁量で働きたい人

ご自身の働き方に対する価値観が上記に当てはまる場合は、他の選択肢を検討することもおすすめします。

また正社員と同様に継続的な勤務が前提となるため、有期雇用派遣のように期間を区切って長期の休みをとるといった働き方は難しくなります。働く上での一定の制約を受け入れる必要があることを理解しておくことが、ミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。

無期雇用派遣として働くには?2つのルートと選考のポイント

では実際にどのようにすれば無期雇用派遣として働けるのでしょうか。ここでは2つの主なルートをご紹介します。

① 無期雇用派遣の求人に直接応募する

無期雇用派遣として働くための最も一般的な方法は、派遣会社が募集している無期雇用派遣の求人に直接応募することです。

大手の派遣会社では「無期雇用派遣スタッフ」「常用型派遣」などのキーワードで定期的に募集を行っています。求人サイトで検索し、エントリーをすると、書類選考や適性検査などのプロセスを経て採用されます。

未経験者向けの求人も多いため、ブランクがある方や新しい職種にチャレンジしたい方も積極的に応募してみましょう。

② 有期雇用派遣から無期転換ルールを活用する

労働契約法に基づいて定められた「無期転換ルール」を活用する方法もあります。これは、同じ派遣会社で有期雇用契約を通算5年以上継続した場合に、労働者から申し込みをすると無期雇用契約に転換できる制度です。

すでに派遣社員として働いている方は、この制度を活用して無期雇用派遣になることも選択肢に入れるとよいでしょう。

このルールの大きなポイントは、派遣先が変わったとしても、同じ派遣会社との契約が通算5年を超えていれば対象となる点です。また派遣会社によっては、5年を待たずに独自の制度で無期雇用に転換できるプログラムを用意している場合もあります。すでに派遣会社に登録をしている方は、ご自身の会社に確認してみることをおすすめします。

選考通過のポイント(履歴書の書き方・面接対策)

【履歴書・職務経歴書のポイント】

  • これまでの経験や具体的なスキル(Excel、Word、データ入力など)を明記する
  • ブランクがある場合は、その間に取り組んだこと(資格取得や育児など)を前向きに記載する
  • 志望動機には「なぜ有期雇用派遣ではなく無期雇用派遣を選ぶのか」が伝わるよう、長期的に安定して働きたいという意欲を具体的に記す

【面接のポイント】

  • なぜ無期雇用派遣を選ぶのか、明確な理由を説明できるようにする
  • 派遣先を選べないことへの理解と、どのような派遣先でも柔軟に対応できる点をアピールする
  • 新しい知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢であることを示す
  • 育児などがある場合は、用意している具体的なサポート体制を伝える(保育園、家族の協力など)

例えば「希望と異なる配属になった場合、どのように対応しますか?」などの質問に対しては、「どのような状況でも前向きに業務に取り組み、経験を積むことで自己成長に繋げたい」といった意欲を伝えることが有効です。自身の強みと、無期雇用派遣という働き方への理解をしっかりとアピールできるよう準備しましょう。

無期雇用派遣のキャリアパスと将来性

無期雇用派遣で長期間安定して働いている女性のイメージ

無期雇用派遣という働き方は、目先の安定だけでなく、今後のキャリアの築き方にも大きな可能性を秘めています。

無期雇用派遣から正社員を目指すことは可能?

無期雇用派遣として働くことを検討している方、また今実際に働いている方の中には、将来的には正社員として活躍したいと考えている方も少なくありません。結論から言うと、無期雇用派遣から派遣先の正社員になることは十分に可能です。実際に派遣先企業で実績を積み、正社員として直接雇用されるケースも少なくありません。

これは「紹介予定派遣」とは異なり、無期雇用派遣として働きながら、その働きぶりが派遣先の企業から高く評価され、直接雇用へと繋がるパターンです。派遣先企業があなたのスキルや人柄、業務への貢献度を十分に理解した上で正社員として迎え入れるため、ミスマッチが少ないという利点があります。

また、雇用元である派遣会社で正社員になるケースもあります。無期雇用派遣として経験を積んだ後、派遣会社のキャリアコーディネーターやバックオフィス業務などの正社員としてキャリアチェンジする道が開かれています。多くの派遣会社は、自社の無期雇用派遣社員を正社員として積極的に登用する制度や実績を持っているので、決して非現実的でないのです。

40代・50代からでも挑戦できる?年齢に関する不安を解消

「40代や50代から無期雇用派遣に挑戦するのは難しいのでは」と年齢に不安を感じている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

特に無期雇用派遣の求人は事務職が中心で、これまで培ってきた社会人経験やビジネスマナー、コミュニケーション能力が高く評価されるため、40代・50代からでも十分にチャレンジできます。この年代の方が持つ、物事を冷静に判断し対処できる落ち着いた対応力は、派遣先企業や派遣会社から高く評価される傾向にあります。また子育てがひと段落したママ世代は、長期的に安定して働ける人材として重宝されることも多いです。

多くの派遣会社にはキャリアアドバイザーが在籍しており、年齢に応じたキャリアプランの相談に乗ってくれるなど、手厚いサポート体制を整えています。安定した雇用と収入を求める傾向が強まる40代・50代にとって、無期雇用派遣は非常に親和性の高い働き方です。これまでの経験を活かしつつ、安心して働くための有力な選択肢となるでしょう。

後悔しない!派遣会社の選び方とおすすめサービス

無期雇用派遣という働き方を検討する上で、どんな派遣会社を選ぶかはとても重要です。派遣会社によって提示される給与水準、利用できる研修制度、福利厚生、さらには紹介される求人など様々な違いがあるからです。

無期雇用派遣会社を選ぶ3つのポイント

1. 研修制度・サポート体制

派遣会社が提供している研修プログラムの内容が、自分のスキルアップやキャリアチェンジの希望に合致しているかを確認しましょう。また派遣会社の担当者によるキャリアカウンセリングや定期的な面談実施など、どの程度手厚くサポートしてくれるのかも重要な判断基準となります。

2. 待遇・福利厚生

月給の金額はもちろん、昇給制度やボーナスの有無、交通費の支給、有給休暇など待遇に関する詳細を確認しましょう。

3. 求人内容の質と実績

あなたが希望する職種や業界の求人があるか、将来的に正社員を目指す場合は正社員登用実績がどれくらいあるのかなどを確認しましょう。各派遣会社の公式サイトや求人情報を見るほか、キャリアアドバイザーとの面談時に積極的に質問し、詳細を把握することをおすすめします。

キャリステで派遣のお仕事を探してみませんか?

キャリステでは、登録スタッフさん向けに充実したキャリアサポートや研修制度を設けています。当社で長く就業し、無期雇用派遣に転換して働かれている方も数多くいらっしゃいます。また、無期雇用派遣のほか、正社員登用を目指す「キャリアパス制度」もご用意しています。「まずは相談してみたい」「とりあえず登録だけ」でもOKです。

無期雇用派遣に関するよくある質問(Q&A)

無期雇用派遣に関するよくある質問を表したイメージ

無期雇用派遣に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

待機期間中のお給料はどうなりますか?

派遣会社との雇用契約が継続している無期雇用派遣では、派遣先での業務が終了してから次の派遣先が決まるまでの待機期間中も、派遣会社から給与が支払われます。金額は派遣会社によって異なりますが、基本給の一定割合(80~100%)が支給されるのが一般的です。待機期間中は、研修を受けたり、次の派遣先の準備をしたりする時間として活用できます。

派遣先が合わなかった場合、変更できますか?

派遣先が合わないと感じた場合、派遣会社の担当者に相談することで配置転換をしてもらえる可能性はあります。ただすぐに変更できるかどうかは、状況によって異なります。自己都合や「なんとなく合わない」といった理由だけでは、簡単に派遣先を変更することは難しいのが一般的です。

まずは具体的な理由を伝え、改善策を一緒に考えることが大切。無期雇用派遣は派遣会社が長期的なキャリアをサポートしてくれるため、遠慮せず相談しましょう。

無期雇用派遣から正社員への登用実績はありますか?

無期雇用派遣から正社員として登用される実績は多数あります。むしろ正社員へのキャリアアップの足がかりとして活用されることも少なくありません。多くの派遣会社が正社員登用制度を設け、実績も公開しているので、面談時に確認しておくとよいでしょう。

ボーナスは必ずもらえますか?

「必ず」とは言い切れませんが、多くの無期雇用派遣でボーナス制度が設けられています。これは、無期雇用派遣は派遣会社の社員として雇用されるため、他の正社員と同様に賞与の支給対象となっている場合が多いからです。年2回支給する会社もあれば、業績連動型や勤続年数に応じた昇給制度がある会社もあります。

まとめ:無期雇用派遣を理解し、自分らしい安定したキャリアを築こう

無期雇用派遣は、派遣でありながら雇用と収入の安定性を享受できる、魅力的な働き方の一つです。待機期間中も給与が支払われ、賞与や昇給が期待でき、3年ルールの対象外なので同じ職場で長く働くことも可能です。

一方で、派遣先を自由に選べない、働き方の自由度が有期雇用派遣よりも低いという側面もあります。仕事をする上で何を重要視したいのか、どんな働き方が自分に合っているのか、ご自身の状況や将来の目標と照らし合わせながら、納得のいく選択をしていただければと思います。

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