派遣社員でも住宅ローンは組める!審査項目・勤続年数・収入合算などポイントを解説

マイホーム購入を検討する派遣社員、住宅ローンを組むためのポイントを解説するイメージ

「派遣社員だから住宅ローンは難しいのでは」と思っている方も多いのではないでしょうか。結論からいえば、派遣社員でも条件を満たせば住宅ローンを組むことは十分に可能です。ただし、正社員と比べて審査で見られるポイントや注意すべき点が異なります。この記事では、審査項目・勤続年数の考え方・収入合算・フラット35の活用法まで、派遣社員が住宅ローンを組むために知っておくべき情報をわかりやすく解説していきます。

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目次

結論:派遣社員でも住宅ローンは組める!ただしポイントを押さえることが重要

派遣社員であることを理由に、住宅ローンの申し込みをあきらめる必要はありません。まずは審査で重要になる基本的な考え方を確認しましょう。

多くの金融機関で派遣社員も申し込み可能

かつては「派遣社員だと住宅ローンを申し込んでも門前払いされるのでは」という不安の声も聞かれましたが、その状況は大きく変化しています。住宅ローンの申し込み条件として「正社員であること」を必須としている金融機関は、実は多くありません。大手メガバンクから地方銀行、そして利便性の高いネット銀行に至るまで、多くの金融機関が派遣社員からの住宅ローン申し込みを積極的に受け付けています。

審査において重視されるのは「雇用形態」そのものではなく、安定した返済能力があるかどうかです。年収・勤続年数・信用情報・返済負担率などの条件を満たしていれば、派遣社員でも審査通過の可能性は十分にあります。

これは、金融機関側が雇用の多様化を認識し、雇用形態という一点のみで判断するのではなく、個々の申込者の返済能力をより総合的に評価する傾向が強まっているからです。例えば、安定した収入があり、同じ派遣元で一定期間勤続している派遣社員であれば、正社員と同様に融資の対象となる可能性は十分にあります。

この時代の変化は、派遣社員として働く多くの方にとって、自分に合ったローンを探せる選択肢が広がり、大きな安心材料になるでしょう。

なぜ派遣社員は住宅ローン審査で不利だと言われるのか?

派遣社員が「審査に不利」と言われる主な理由は、雇用の継続性が正社員より不安定とみなされやすい点にあります。

金融機関は数十年にわたる返済を前提にローンを組むため、収入の安定性・継続性を重視します。派遣社員は契約更新型の雇用が多く、勤続年数が短くなりやすいこと、また収入が変動しやすいことが、雇用の安定性が低いとみなされ審査上のマイナス要因として働く場合があるのです。

ただし、これはあくまで「傾向」であり、対策次第で審査を有利に進めることは十分に可能です。具体的な対策を紹介するので見ていきましょう。

派遣社員の住宅ローンで金融機関が見る審査項目

住宅ローンの審査のポイントを確認する派遣社員のイメージ

住宅ローンの審査では、複数の項目が総合的に評価されます。派遣社員の場合は特にどんな項目に気を付ければいいのか、正しく理解しておくことが、審査通過への第一歩です。

1.勤続年数|「同じ派遣元」での通算勤務期間が重要

派遣社員の方が住宅ローン審査を受けるうえで最も重視される項目の一つが「勤続年数」です。ここで特に大切なのは、派遣社員の場合、「現在の派遣先での勤務期間」ではなく、「同じ派遣会社での通算勤務期間」が評価の対象となるケースが多いということ。多くの金融機関では、目安として同じ派遣会社での勤続年数が「1年以上」、さらに有利になるには「3年以上」を求めています。

正社員の場合、転職しない限りは同じ会社で長く働き続けることが一般的ですが、派遣社員はプロジェクトや企業の都合で派遣先が変わることが多々あります。そのため金融機関は、雇用主である派遣会社との契約が継続していれば、その期間を通算して勤続年数として評価するケースが多いです。

もし住宅購入を検討しているのであれば、できるだけ同じ派遣会社で勤務を続けることが審査通過の鍵となります。

2.年収と返済負担率|安定した収入を証明できるか

住宅ローンの審査では、年収の金額そのものだけでなく、その「安定性」が非常に重視されます。多くの金融機関では年収200万円~300万円以上を目安としていますが、金額がこの基準を満たしていても、直近2~3年の収入が大きく変動していると、安定性に疑問符がつけられる可能性があります。特に派遣社員の場合、契約更新の有無や勤務日数によって年収が変わることもあるため、安定した収入を継続して得られているかがポイントです。

また、「返済負担率」も審査の重要な基準となります。返済負担率とは、年収に占める年間ローン返済額の割合のことで、金融機関が住宅ローンを貸し出す際に「無理なく返済できるか」を判断するために用います。

例えば、年収400万円未満の場合は返済負担率30%以下、年収400万円以上の場合は35%以下といった基準を設けている金融機関が多く見られます。自身の年収でどのくらいの借入額が現実的なのか、この返済負担率を目安にシミュレーションしてみることをおすすめします。安定した収入を継続して得ていることを証明できれば、派遣社員の方でも審査に通りやすくなります。

3.雇用形態|正社員と比較してどう見られる?

雇用形態そのものが住宅ローン審査に与える影響は、無視できない要素です。前述した通り、派遣社員は正社員に比べて雇用の安定性の面で慎重に評価される傾向があります。

しかし、近年では雇用の多様化が進んでおり、金融機関もその実情を理解しているため、雇用形態だけで審査の合否が決まるわけではありません。雇用形態だけで諦めるのではなく、勤続年数や収入の安定性、頭金の有無といった他の要素でカバーできることを金融機関に積極的にアピールすることが大切です。

派遣社員の場合、雇用期間の定めがない「無期雇用派遣(常用型派遣)」で働いている方は、一般的な「有期雇用派遣(登録型派遣)」に比べて、より安定した雇用形態として評価され、審査に有利に働く可能性があります。

4.信用情報|過去の延滞履歴は審査に大きく影響

住宅ローン審査において、「信用情報」は非常に重要な項目です。信用情報とは、個人のクレジットカードやローンの利用履歴、返済状況などが記録されたもので、金融機関はこれを照会して「この人はきちんと借金を返済できる能力と意思があるか」を判断します。

過去にクレジットカードの支払いや携帯電話料金、奨学金や他のローン返済などで延滞があると、その履歴は信用情報機関(CIC、JICCなど)に記録され、審査に大きく影響します。最悪の場合、他の審査項目がどんなに良くても、信用情報に問題があればそれだけで審査落ちとなることも珍しくありません。

もし自身の信用情報に不安がある場合は、信用情報機関に開示請求を行い、現在の状況を確認しておくことをおすすめします。申し込み前に自身の信用情報をクリーンにしておくことが、住宅ローン審査を有利に進めるうえで非常に重要です。

5.健康状態|団体信用生命保険(団信)への加入

多くの民間金融機関の住宅ローンでは、「団体信用生命保険(団信)」への加入が必須条件となっています。団信とは、住宅ローンの契約者が死亡または高度障害状態になった場合、残債を保険会社が弁済してくれる仕組みのことです。これにより、残された家族に住宅ローンの負担が残ることを防ぎます。

団信に加入するためには、保険会社の審査に通る必要があるため、住宅ローン契約者の健康状態も審査項目のひとつとなるのです。過去に大きな病気を患ったことがある方や、持病がある方は、団信の審査に通らない可能性があります。団信に加入できないと、多くの民間金融機関の住宅ローンは利用できません。

しかし、健康状態に不安がある方も諦める必要はありません。加入条件が緩和された「ワイド団信」や、団信への加入が任意である公的ローン「フラット35」といった代替策もあります。自身の健康状態に合わせて、最適なローン商品や保険の形を検討することが大切です。

6.年齢と頭金の有無

住宅ローンの審査では、借り入れを申し込む方の「年齢」も重要な考慮事項となります。多くの金融機関は完済時年齢を80歳未満と設定しているため、借入時の年齢が高いとローン返済期間が短くなり、その結果、毎月の返済額が高額になることで、返済負担率が高まり審査が厳しくなる可能性があります。

また「頭金」の有無も審査に大きく影響します。頭金とは、住宅購入費用の一部として、自己資金から支払う金額のことです。頭金が多いほど借入額が減り、返済負担率が下がるため、審査上有利に働きます。物件価格の1割〜2割程度の頭金を用意できると、審査にかなり有利に働くといえるでしょう。

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派遣社員が住宅ローン審査に通るための5つのポイント

ここまで住宅ローン審査で金融機関が重視する項目を解説してきました。ここからは、その審査項目を踏まえ、派遣社員の方が住宅ローンの審査を有利に進めるために、具体的にどのような準備をすればよいのかを5つのポイントに絞って紹介します。

ポイント

勤続年数を1年以上、できれば3年以上にする

住宅ローンの審査において、勤続年数は非常に重要な評価ポイントのひとつです。特に派遣社員の場合、金融機関は雇用の安定性を重視するため、同じ派遣会社での勤続期間が長いほど有利になります。多くの金融機関が目安として1年以上の勤続を求めていますが、より審査を有利に進めるためには3年以上の勤続実績があると安心です。

もし住宅購入を検討されているものの、現在の勤続年数が短い場合は、まずは勤続年数を積み重ねることを優先しましょう。たとえ派遣先が変わっても、雇用契約を結んでいる派遣会社が同じであれば、その期間が通算されることがほとんどです。転職を考えている場合は、住宅ローン契約後に行うほうが賢明でしょう。

ポイント

頭金を準備して借入額を減らす

頭金を用意することは、住宅ローン審査において非常に有利に働きます。頭金を多く用意することで、借入額を抑えられ、返済負担率が下がります。物件価格の1割〜2割が一般的な目安ですが、返済負担率が低いほど審査上有利になるため、可能な範囲で頭金を準備しましょう。

頭金を準備していることは、計画性のある堅実な家計管理ができる人という印象を与えることにもつながります。金融機関から「計画的に貯蓄ができる人」「返済能力が高い人」と評価され、審査通過の可能性が高まるでしょう。

また頭金が多いほど金利面で優遇を受けられるケースもあり、将来的な返済負担も軽くなるという大きなメリットがあります。たとえ少額でも、自己資金を準備することで金融機関への印象は確実に良くなりますので、ぜひ検討してみてください。

ポイント

信用情報をクリーンにする

住宅ローンの申し込み前に信用情報を確認し、延滞や未払いがあれば解消しておきましょう。また、使っていないクレジットカードの枚数を減らしたり、他のローン残高を減らしたりすることも、審査上プラスに働きます。

信用情報の事故情報は、CIC・JICCでは完済から5年、KSC(全国銀行個人信用情報センター)では7年が経過すると消えるのが一般的です。過去に問題があった場合は、時期を見極めて申し込むことも重要な判断のひとつです。

ポイント

複数の金融機関に相談・事前審査を申し込む

住宅ローンの審査基準は、金融機関によって少しずつ異なります。ある金融機関では審査に通らなくても、別の金融機関では承認されるというケースも珍しくありません。特に派遣社員の方の場合、最初から一つの金融機関に絞り込まず、複数の金融機関に相談し、事前審査(仮審査)を申し込むことをおすすめします。

ネット銀行は対面でのヒアリングよりも提出書類やデータに基づいて審査を行う傾向があるため、派遣社員の方にも比較的柔軟な対応をしてくれることがあります。また、勤続年数を問わない「フラット35」も有力な選択肢となるでしょう。

複数の金融機関の商品内容や金利、審査基準を比較検討することで、自身の状況に最も合った住宅ローンを見つけられる可能性も高まります。最近では、一度に複数の金融機関に事前審査を申し込めるサービスもあるので、上手に活用し、有利な条件を見つけてください。

ポイント

無理のない返済計画を立てる

住宅ローンの審査では、借入希望額が自身の年収に対して無理のない範囲であるかどうかが厳しく見られます。派遣社員の場合、正社員に比べて収入が変動するリスクも考慮し、将来を見据えた堅実な返済計画を立てることが重要です。

具体的には、毎月の返済額が現在の家賃と同等かそれ以下に抑えられるか、ボーナス払いに頼りすぎていないかなど、結婚・出産・教育費など将来のライフイベントに備えた貯蓄をしながらも無理なく返済していけるかなどを総合的に検討しましょう。

返済額は借入額・金利・返済期間によって変わります。住宅金融支援機構や各金融機関のウェブサイトで返済シミュレーターを無料で利用できるのでおすすめです。

パートナーとの「収入合算」や「ペアローン」も審査に有利

パートナーと住宅ローンの収入合算やペアローンを検討する派遣社員のイメージ

自身の収入だけでは希望する借入額に届かないと感じる場合や、住宅ローン審査に不安がある場合、パートナーの収入を合わせることで借入可能額を増やす方法があります。収入合算とペアローンの違いを正しく理解して、自分たちに合った方法を選びましょう。

収入合算とは

収入合算とは、申込人(主債務者)の年収にパートナーの年収を合算して、借入可能額を算出する方法です。パートナーは連帯保証人または連帯債務者として契約に参加します。

合算できる収入の割合は金融機関によって異なりますが、パートナーの年収の全額または一部(50〜100%)を合算できるケースが一般的です。単独の年収では返済負担率をクリアできない場合に有効な手段です。

  • 連帯保証型:
    主債務者以外の合算者は「連帯保証人」となり、住宅ローンの返済義務を連帯して負います。この場合、住宅ローン控除は原則として主債務者のみが利用できます。

  • 連帯債務型:
    合算者も「連帯債務者」として、主債務者と同等の返済義務を負います。連帯債務型の場合、夫婦それぞれが住宅ローン控除を利用できるケースが多いですが、金融機関によって条件が異なるため、事前に確認が必要です。

派遣社員が収入合算する際の注意点と必要書類

収入合算を利用する場合、主債務者または収入合算者のどちらか、あるいは両方が派遣社員であるという状況も考えられます。収入を合算する方も主債務者と同様に、勤続年数や収入の安定性、信用情報などを審査されることになります。合算者の方もできるだけ勤続年数を長く積んでおくことや、安定した収入を証明できるようにしておくことが重要です。

収入合算の際に必要な書類は、一般的に下記の通りです。

  • 本人確認書類:運転免許証やマイナンバーカードなど
  • 収入証明書類:源泉徴収票(直近2~3年分)、課税証明書、確定申告書など
  • 雇用関係書類:雇用契約書(派遣会社との契約内容がわかるもの)、就業条件明示書、在籍証明書など

ペアローンとは

ペアローンとは、パートナーそれぞれが個別に住宅ローンを契約し、お互いが連帯保証人となる方法です。収入合算と同様に、単独で申し込むよりも多くの資金を借り入れられる可能性があります。

また最大のメリットは、それぞれが独立したローン契約者となるため、双方が住宅ローン控除を受けられるという点です。毎年の税制上の優遇措置を最大限に活用できる可能性があります。

一方で注意すべき点として、契約が2本になるため、事務手数料などの諸費用もそれぞれにかかります。合計すると通常の住宅ローンを1本組むよりも高額になる傾向があります。

また、団体信用生命保険もそれぞれ加入することになります。夫婦の一方に万が一のことがあった場合、団信によりその方のローン残債は消えますが、残された方は自身のローン返済を継続する必要があります。離婚や収入の変化があった場合も対応が複雑になるでしょう。リスクもあるため、将来のライフプランを踏まえて慎重に検討することが重要です。

フラット35は派遣社員に有利?特徴と活用法

民間の金融機関の住宅ローン審査に不安を感じる場合は、住宅金融支援機構が提供する「フラット35」が有力な選択肢となります。派遣社員にとってのメリットと注意点を確認しましょう。

フラット35の審査基準と派遣社員にとってのメリット

フラット35は、派遣社員の方にとって有利な点がいくつかあります。

最大の魅力は、雇用形態や勤続年数を問わず申し込みができる点です。頻繁に派遣先が変わるケースや、現在の派遣会社での勤続年数がまだ短い場合でも、審査の対象となります。

重視されるのは、勤務先や雇用形態そのものよりも、継続的な収入と返済負担率です。フラット35では年収基準が明確に公表されており、「年収400万円未満の場合は総返済負担率が30%以下、年収400万円以上の場合は35%以下」となっています。ご自身の年収でどの程度の借入が可能なのか目安を立てやすく、審査の見通しも立てやすいでしょう。

また、全期間固定金利型であることから、契約時に決定した金利が完済まで変わらず、将来の金利変動リスクを心配する必要がありません。毎月の返済額が一定であるという安心感は、将来設計を立てるうえで大きな魅力となります。

フラット35を利用する際の注意点・デメリット

フラット35には多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点もあります。

まず、民間の変動金利型の住宅ローンと比較すると、フラット35の全期間固定金利は高めに設定される傾向があります。将来の金利上昇リスクを回避できるという安心感と引き換えに、毎月の返済額が変動金利よりも高くなる可能性がある点は考慮が必要です。

また、住宅金融支援機構が定める技術基準に適合した物件でないと利用できません。これは、住宅の品質や耐久性を確保するための基準であり、中古物件の場合でも適合証明書の取得が必須となります。そのため、購入を検討している物件がこの基準を満たしているか、事前に確認することが重要です。

団信への加入は任意です。加入しない場合は借入金利が0.2%引き下げられますが、万一の際の保障がなくなるため、別途生命保険で備えることを検討しましょう。民間の住宅ローンと比較したうえで、自分の状況に合った選択をすることが大切です。

派遣社員が住宅ローンを組めないケース

派遣社員が住宅ローンの審査について金融機関に相談しているイメージ

派遣社員だからといって住宅ローンが組めないわけではありませんが、条件次第では金融機関から融資を断られてしまう状況も存在します。どのような場合に審査が厳しくなるのか、その原因を具体的に紹介していきます。

審査に落ちやすいケースとその原因

派遣社員が住宅ローン審査に落ちやすいケースとして、以下が挙げられます。

ケース主な原因
勤続年数が1年未満雇用の継続性が低いと判断されやすい
返済負担率が基準を超えている借入額に対して年収が不十分と見なされる
信用情報に傷がある過去の延滞・債務整理・多重申し込みなどが記録されている
他のローン・借入が多いカーローン・カードローン・奨学金などの残高が多い
頭金がない(フルローン)担保評価に対して借入額が大きすぎると判断される
団信の審査に通らない健康上の問題で団信に加入できない

審査に落ちた場合の対処法と再申請のポイント

万が一、住宅ローンの審査に落ちてしまっても、そこで諦める必要はまったくありません。大切なのは、なぜ審査に落ちたのか原因を把握し、それに対する適切な対策を講じて再挑戦することです。

まずは、金融機関に審査に落ちた理由を可能な範囲で尋ねてみましょう。具体的な理由は教えてもらえないことが多いですが、「勤続年数が短い」「他社からの借り入れが多い」「返済負担率が高い」など、一般的な原因についてはヒントが得られるかもしれません。

勤続年数の問題であれば期間を置いて再申請する、借入額の問題であれば頭金を増やして再挑戦するなど、原因に応じた対策を取りましょう。

またフラット35や別の金融機関への申し込みも有効な選択肢です。金融機関によって審査基準は異なるため、一度断られたとしても、他の銀行や、異なる種類の住宅ローンに申し込んでみる価値は十分にあります。

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住宅ローン申し込みの基本的な流れと必要書類

住宅ローンの申し込みから融資実行までの流れを解説します。特に派遣社員の方にとっては、いつ、どのような書類を準備し、どのタイミングで何が行われるのかを事前に把握しておくことで、不安なく手続きを進められるでしょう。

STEP

情報収集・資金計画

住宅ローン申し込みの第一歩は、自身の現状を正確に把握し、無理のない資金計画を立てることです。まずは現在の収入や貯蓄額を確認し、毎月いくらまでなら返済に充てられるのか、どのくらいの物件価格なら現実的に購入可能なのかを具体的にイメージしてみましょう。各金融機関の返済シミュレーションツールを活用するのもおすすめです。

同時に、インターネットや金融機関の窓口で、住宅ローン商品の情報を収集し、自身の状況に合った選択肢を見つける準備を始めましょう。

STEP

事前審査(仮審査)

購入したい物件の目星がつき、いよいよ具体的な検討段階に入ったら、本格的な売買契約を結ぶ前に金融機関の事前審査(仮審査)に申し込むのが一般的です。

事前審査は、収入や信用情報などに基づいて、希望する借入額が融資可能かどうかを簡易的に判断するものです。これに通ると金融機関から融資を受けられる可能性が高いという目安になり、安心して不動産会社と物件の交渉を進めることができるようになります。

事前審査の結果は3日〜1週間程度で出るのが一般的です。複数の金融機関に申し込んで条件を比較することをおすすめします。この段階で、雇用形態や勤続年数、年収などの情報は正確に申告しましょう。

STEP

物件の売買契約

事前審査に無事通過したら、いよいよ不動産会社と物件の売買契約を締結するステップへと進みます。この時に重要なのが「住宅ローン特約」を契約書に盛り込んでもらうことです。

住宅ローン特約とは、万が一、本審査に落ちてしまったり、希望する住宅ローンの融資を受けられなかったりした場合に、売買契約を白紙撤回できるというもの。この特約があれば、ローン審査が通らなかった場合でも手付金が返還され、違約金なく契約を解除できます。必ず契約内容に含めるよう不動産会社に依頼しましょう。

STEP

本審査

売買契約を締結した後に、金融機関による本審査が行われます。事前審査よりもさらに詳細な書類の提出が求められ、審査もより厳格に、多角的に行われるのが特徴です。この段階では、物件に関する情報はもちろん、自身の信用情報や健康状態なども総合的に評価されます。

また申込者の勤務実態を確認するために、金融機関が雇用主である派遣会社に「在籍確認」の電話をすることも多いです。事前審査から本審査の間は、転職をしたり、新たに大きな借り入れをしたりするなど、自身の状況に変化がないよう十分に注意してください。状況が変わると審査に影響が出る可能性があります。

STEP

ローン契約・融資実行

本審査に無事通過すれば、いよいよ金融機関と正式に住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)を結びます。契約が完了した後、金融機関から指定の期日に融資が実行され、その資金で物件の代金が支払われます。

派遣社員が準備すべき書類一覧

書類内容
本人確認書類運転免許証・マイナンバーカードなど
源泉徴収票直近1~3年分
雇用契約書派遣会社との契約書(契約期間や更新条件が確認できるもの)
在籍証明書派遣会社が発行
確定申告書副収入がある場合など
物件関連書類売買契約書・重要事項説明書・物件概要書など
返済中のローン残高証明書カーローン・カードローンなどがある場合

※金融機関によって必要書類は異なります。事前に確認のうえ準備しましょう。

【Q&A】派遣社員の住宅ローンに関するよくある質問

勤務先は「派遣元」と「派遣先」のどちらを書くべき?

住宅ローンの申込書に記載する勤務先は、原則として「派遣元」である派遣会社です。雇用契約を結んでいるのは派遣会社なので、給与の支払い元・雇用主として派遣会社を記載します。

派遣先は「就業場所」として別途記載を求められる場合があります。金融機関によって記載方法が異なる場合もあるため、申込時に担当者に確認することをおすすめします。

在籍確認の電話はどこにかかってくる?

在籍確認の電話は、派遣会社にかかってくるのが一般的です。派遣先の職場に直接電話がかかってくることは通常ありません。ただし金融機関によって対応が異なる場合があるため、申し込み前に確認しておくと安心です。

また派遣会社の担当者に、在籍確認があることと、タイミングや方法(電話・書面)を事前に伝えておくとスムーズです。

無期雇用派遣だと審査は有利になる?

はい、有利になる可能性があります。 無期雇用派遣は、派遣会社との雇用契約に期間の定めがない雇用形態です。有期雇用派遣と比べて雇用の継続性が高いと評価されやすく、審査上プラスに働くケースがあります。

ただし、金融機関によって評価基準は異なるため、必ずしも有利になるとは限りません。無期雇用派遣であることを示す書類(雇用契約書など)を準備しておきましょう。

派遣社員におすすめの金融機関は?

特定の金融機関を一概におすすめすることは難しいですが、フラット35は雇用形態を問わず申し込みやすい商品として知られています。またネット銀行は、提出書類やデータに基づいて審査を行う傾向があるため、収入の安定性や信用情報が良好であれば融資を受けられる可能性があります。地方銀行や信用金庫は、メガバンクより柔軟な審査基準を持つ場合があります。

複数の金融機関に事前審査を申し込み、条件を比較したうえで選ぶことをおすすめします。

まとめ:派遣社員でも住宅ローンは組める!ポイントを押さえて準備しよう

派遣社員であっても、住宅ローンを組むことは十分に可能です。重要なのは、雇用形態ではなく返済能力を証明できるかどうかです。この記事で解説したポイントを改めて整理します。

  • 多くの金融機関で派遣社員も申し込み可能
  • 審査では勤続年数・年収・返済負担率・信用情報が重視される
  • 同じ派遣会社での通算勤続年数が評価対象になる
  • 頭金の準備・信用情報の整理・返済計画の見直しが審査通過のカギ
  • 収入合算・ペアローンで借入可能額を増やす方法もある
  • フラット35は雇用形態を問わず申し込みやすい選択肢
  • 審査に落ちても原因を特定し、対策を取って再挑戦できる

また住宅ローン審査に向けて、まずは「安定した就業環境」を整えることが大切です。キャリステでは、長期・安定就業の事務系派遣求人を多数ご紹介しています。同じ派遣会社での勤続年数を積み重ねることが、住宅ローン審査通過への近道。まずはお気軽に検索・登録をしてみてください。

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