【再就職ママ必見】派遣とパートどっちがいい?7つの違いとメリット・デメリット徹底比較

派遣とパートどちらで働くのが自分の生活にあっているか考えている主婦の方の画像

お子さまの成長を機に、「そろそろ仕事をしたい」と再就職を考える方の多くが、「派遣とパートどっちがいいんだろう?」という悩みを抱えています。ブランクがあるなかでの仕事選びは不安でいっぱいですよね。この記事では、派遣とパートの違いを比較しながら、それぞれのメリットとデメリットをわかりやすく解説します。あなたの優先度や生活スタイルにあった働き方を見つけて、再就職への一歩を踏み出しましょう。

目次

あなたはどっち?働き方の希望で選ぶ派遣とパート

まずはご自身が仕事に何を求めるのか、どんな働き方を理想としているのかを、しっかりと考えてみましょう。派遣とパートそれぞれおすすめしたい人を挙げるので、どちらのほうがご自身の希望に近いのか、検討材料にしてみてください。

こんな人には「派遣」がおすすめ

派遣は、効率的に稼ぎたい方や、ご自身のスキルを活かしたい方に向いています。パートと比べて時給が高めに設定されていることが多く、同じ勤務時間でより多くの収入を得られる可能性があります。また事務職や専門職など、これまでの経験を活かせる仕事が豊富です。

〈派遣をおすすめしたい人〉

  • ブランクがあっても、過去の職歴やスキルを活かして働きたい
  • 限られた時間で効率的に収入を得たい
  • 仕事探しや職場でのトラブル対応など派遣会社のサポートを受けたい
  • 様々な職場を経験しながら自分の適性を見つけたい
  • 将来的に正社員を目指したい(紹介予定派遣)

派遣会社に登録すると、担当者があなたの希望条件に合わせた仕事を紹介してくれます。また就業中も相談できる窓口があるため、安心して働けるのも魅力です。

こんな人には「パート」がおすすめ

パートは、特別なスキルや経験がなくても始めやすい求人が多く、ブランクがある方や新しい分野に挑戦したい方に適しています。シフト制を採用している職場が多く、家庭の都合に合わせて勤務時間を調整しやすいのが特徴です。

〈パートをおすすめしたい人〉

  • 未経験から始められる仕事を探している、またはブランクが長く不安がある
  • 子供の送迎や学校行事に合わせて、柔軟にシフトを調整したい
  • 自宅や保育園の近くなど、通勤時間を短縮できる職場で働きたい
  • 一つの職場で長く安定して働きたい
  • 扶養範囲内で無理なく働きたい

パートは未経験OKの求人が多く、特別なスキルがなくても始めやすいのが魅力です。

一目でわかる!派遣とパートの働き方比較表

派遣パート
雇用主派遣会社勤務先企業
時給高め(1,200円~1,800円程度)やや低め(1,000円~1,300円程度)
仕事内容専門スキルを活かせる仕事が多い未経験OKの仕事が多い
契約期間有期雇用(2ヶ月~6ヶ月更新)
3年ルールあり
長期雇用が多い
勤務時間基本はフルタイム
時短の求人もあり
シフト制で融通が利きやすい
短時間勤務が多い
福利厚生派遣会社の福利厚生を利用勤務先企業に準じる
サポート体制派遣会社の担当者がサポート自分で対応
仕事の探しやすさ派遣会社が紹介してくれる自分で求人を探す

そもそも何が違う?派遣とパートの7つの違いを徹底解説

派遣とパートの違いを7つの重要なポイントに絞って解説していきます。

違い①:雇用主|契約相手は「派遣会社」か「勤務先の企業」か

派遣とパートの大きな違いは、雇用契約を結ぶ相手です。派遣の場合、雇用主は「派遣会社」で、給与の支払いや社会保険の加入、福利厚生の提供などはすべて派遣会社が行います。つまり、派遣会社の社員として、派遣先企業で働くことになります。

一方でパートの場合、勤務先の企業と直接雇用契約を結びます。給与も福利厚生も、すべて勤務先企業から提供されます。何かトラブルが起きた時、派遣の場合は基本的には派遣会社が間に入って解決をしますが、直接雇用のパートの場合は基本的に自分で解決する必要があります。

違い②:給与・時給|高い傾向にあるのは派遣

一般的に、派遣社員の時給はパートよりも高い傾向にあります。これは、派遣社員が専門的なスキルや経験を活かし、即戦力として期待されるケースが多いためです。地域や職種にもよりますが、相場は1,200~1,800円ほど。事務職や専門スキルを活かせる仕事では2,000円を超えることもあります。

パートの時給は、1,000~1,300円程度が一般的。未経験でもできる仕事で、比較的簡単なルーティンワークが中心となること仕事が多いため、時給はやや控えめです。ただ長く勤めることで昇給のチャンスはあります。

同じ勤務時間で効率的に収入を得たい場合は、派遣のほうが合っているかもしれません。

違い③:仕事内容と責任の範囲|スキルが求められる派遣、未経験OKが多いパート

時給の違いにも表れている通り、任される仕事内容や責任の範囲も異なります。派遣は、例えば企業の経理業務に携わる経理事務や、PCスキルを要するOA事務など、特定の経験を活かして即戦力として働くことを期待されることが多いです。

対照的にパートは、店舗でのレジ業務や品出し、オフィスでの簡単な資料作成補助など、未経験でも始めやすい業務が中心です。子育てと両立しながら無理なく社会復帰したい方にとって、パートは挑戦しやすい選択肢と言えるでしょう。一方で、過去に一定の経験がある方はスキルを活かして派遣で働く選択肢を選べます。

違い④:契約期間|有期雇用の派遣、長期で働けることが多いパート

契約期間についても明確な違いがあります。

派遣は、通常2ヶ月や3ヶ月、6ヶ月などの短期間で雇用契約を結び、契約期間が満了すると更新の判断が行われる「有期雇用」が基本です。また労働者派遣法により、同じ事業所の同じ部署で働ける期間は最長3年までという「3年ルール」が定められています。長期的な安定を求める方にとっては、雇用の不安定さを感じるかもしれません。

一方でパートは契約期間の定めがない「無期雇用」で採用されるケースが一般的で、そうでなくても長期的な勤務を前提とした有期契約が多い傾向にあります。一つの職場で長く安定して働きたいという希望がある場合はパートの方が適していることが多いでしょう。

違い⑤:勤務時間の自由度|シフトの融通が利きやすいのはパート

勤務時間の自由度も重要なポイントです。

派遣の勤務時間は契約ごとに決められることが多く、基本は平日9時~17時など派遣先企業の就業時間に合わせて働くことが一般的です。ただ、「週3勤務」や「時短勤務」など、仕事探しの段階から希望条件を指定することは可能です。勤務条件は契約ごとに見直すことができるため、ご自身の状況が変わりやすい方にとっては働きやすいかもしれません。

一方のパートはシフト制を採用している職場が多いです。子どもの学校行事や家庭の都合に合わせてシフト調整をしてもらえることも多く、柔軟性が高いです。

違い⑥:福利厚生・社会保険|派遣会社のサポートもチェック

健康保険や厚生年金、雇用保険などの「法定福利厚生」は、週の労働時間など法律で定められた加入要件を満たせば、派遣社員もパートも雇用形態に関わらず適用されます。この点において、基本的な保障に大きな違いはありません。

派遣社員の福利厚生は派遣会社が提供、パートの場合は勤務先の企業が提供します。派遣会社は独自の研修制度、資格取得支援など充実したサービスを提供していることが多いです。パートの場合も、従業員割引など勤務先ならではの特典がある場合がありますが、その内容はご自身で直接確認する必要があります。

違い⑦:キャリア相談の可否|派遣会社によるサポートの有無

サポート体制の有無も、派遣とパートで大きな違いがあります。

派遣の場合は、就業後も派遣会社の担当者が定期的にフォローをしてくれます。仕事の悩みはもちろん、キャリアプランや次の仕事の希望など、気軽に相談できる窓口があるのは大きな安心材料です。派遣先への交渉なども、派遣会社が間に入って行ってくれます。

一方でパートの場合は、仕事探しからキャリア形成まで、基本的にはすべて自分自身で行う必要があります。職場で何かあった時に上司や同僚に相談することはできますが、キャリア相談や次の仕事探しのサポートは期待できません。

ブランクがあって再就職の仕事探しが大変そうだと感じている方は、派遣会社のサポート体制が大いに役立つはずです。

再就職ママが考える「派遣」で働くメリット・デメリット

40代子育て中の母親が派遣として働いている様子

ここでは「再就職を考えているママ」「子育て中のママ」にとって、派遣という働き方にどんなメリット・デメリットがあるのか、紹介していきます。

派遣で働く3つのメリット

派遣ならではの利点として、主に以下の3点があげられます。

メリット1:パートより高時給で効率的に稼げる

派遣の最大のメリットの一つは、時給が高い点です。パートと比べて1.2倍〜1.5倍程度の時給が期待でき、同じ勤務時間でより多くの収入を得られます。

例えば週4日、1日5時間働く場合、時給1,500円の派遣だと月収は約12万円になります。一方時給1,100円のパートだと月収は約8.8万円。その差は3万円以上になるのです。

時給勤務月収
派遣1,500円5時間×4日×4週120,000円
パート1,100円5時間×4日×4週88,000円

限られた時間の中で効率的に稼ぎたいと考えているママにとっては、高時給の派遣は非常に魅力的。家計を支える上で大きな助けとなるでしょう。

メリット2:ブランクがあってもスキルや経験を活かせる仕事が見つかる

出産や育児で仕事から離れていた期間が長く、ブランクがあることを心配している方もいらっしゃるかもしれません。しかし派遣では、事務職、コールセンターなど、ブランクがあったとしても過去の経験を活かせる仕事が豊富にあります。

派遣会社は、担当者が求職者のスキルや経験を丁寧にヒアリングし、それに合った仕事をマッチングしてくれるので、ブランクがある方でも自信を持って再就職をしやすいというメリットがあります。

メリット3:仕事探しから就業中のトラブルまで派遣会社がサポート

派遣で働く際に多くの人が心強く感じるのは、派遣会社による手厚いサポート体制です。

仕事探しはもちろん、履歴書や職務経歴書の書き方のアドバイス、面接対策、そして就業条件に関する企業との交渉まで、きめ細やかな支援を受けることができます。自分で一から求人に応募して選考でアピールするよりも、スムーズに再就職できる可能性が高いです。

さらに、実際に就業が始まってからも、職場での悩みやトラブルが発生した際には、派遣会社の担当者が間に入って解決をサポートしてくれます。特に久しぶりの社会復帰で不安がある方にとっては、いつでも相談できる存在がいることが、大きな安心材料となるはずです。

派遣で働く2つのデメリット

一方で、派遣ならではの注意点として、主に以下の2点が挙げられます。

デメリット1:同じ職場で長く働けない可能性がある(3年ルール)

派遣には、いわゆる「3年ルール」と呼ばれる、同じ職場の同じ部署で働ける期間が原則3年までという法律の定めがあります。同じ職場で長期的に安定して働きたい方にとっては、デメリットに感じることがあるでしょう。

デメリット2:即戦力を求められることが多くプレッシャーを感じることも

派遣の仕事は、基本的に特定のスキルや経験を持つ人が「即戦力」として期待されて採用されます。そのため、ブランク明けで働く際にプレッシャーを感じることがあるかもしれません。

ただ、派遣会社の研修制度やeラーニングを活用すれば、事前にスキルを磨くことができます。また担当者に「ブランクがあるので、サポート体制が整っている職場を紹介してほしい」と伝えれば、配慮した仕事を紹介してもらえるはずです。

再就職ママが考える「パート」で働くメリット・デメリット

仕事帰りに保育園へ子どもを迎えに行っている母親のイメージ

では次に、再就職を目指すママにとって、パートで働くうえでのメリットとデメリットを見ていきます。

パートで働く3つのメリット

パートならではの利点には、主に以下の3つが挙げられます。

メリット1:未経験OKの求人が多く、気軽に始めやすい

最大の魅力は、未経験からでも始められる求人が非常に多い点です。特別なスキルや職務経験を求められることが少なく、人柄や働く意欲を重視する傾向があります。

社会復帰の第一歩としてハードルが低く、長期間のブランクがある方や、これまでとは異なる新しい職種に挑戦してみたいと考えている方でも、気負うことなく仕事を探しをできるでしょう。

メリット2:シフトの融通が利きやすく、家庭と両立しやすい

勤務シフトの柔軟性が高いのもパートの魅力です。「午前9時から午後3時まで」や「週3日だけ」といった短時間勤務や、扶養内で働ける求人が豊富にあります。

また子どもの学校行事や急な体調不良の際にも、休みやシフト変更の相談がしやすい職場が多い傾向にあります。家庭との両立を最優先したいママにとって、無理なく仕事を続けられる要素となるでしょう。

メリット3:家の近くなど勤務地が選びやすい

パートで働くことのもう一つのメリットは、比較的勤務地を選びやすい点です。スーパーや飲食店、クリニック、工場など、地域に根ざした求人が多く、自宅や子どもの保育園の近くで職場を見つけられる可能性が高いです。

通勤時間を短縮できることは大きな時間的メリットとなり、仕事と家庭のバランスを取りやすくなるでしょう。

パートで働く2つのデメリット

一方で、パートならではの注意点も知っておく必要があります。

デメリット1:時給が比較的低く、昇給しにくい

パートで働く場合のデメリットとして、時給が派遣に比べて低めに設定される傾向にある点が挙げられます。これは、任される仕事内容が比較的簡単なルーティンワークなことが多いからです。

また、長期間同じ職場で働いたとしても、大幅な昇給の機会が少ない傾向にあります。収入面を重視する場合は大きなデメリットとなるでしょう。

デメリット2:仕事探しや職場でのトラブルは自分で解決する必要がある

パートの場合、仕事探しから応募、面接対策、採用条件の確認まで、基本的にすべて自分自身で行う必要があります。派遣会社のようなサポートは無いため、情報収集から就職活動まで全て自力で進めることになります。

また、就業後に職場で何か問題やトラブルが発生した場合も、自身で会社と直接交渉し、解決策を見つける必要があります。このような場面では精神的な負担が大きくなる可能性も考慮しておくべきでしょう。

実際どうなの?派遣・パートで働くママたちのリアルな声

ここまで派遣とパートのメリット・デメリットを見てきましたが、「結局自分にはどちらが良いんだろう?」と、まだ決めかねている方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、先輩ママたちの具体的な体験談をお伝えします。よりリアルに働き方をイメージし、再就職を考えるヒントにしてみてください。

派遣を選んだママの体験談

Aさん(38歳・事務職派遣)の場合

10年のブランクがあり、再就職に不安がありました。でも派遣会社の担当者が親身に相談に乗ってくれて、以前の経験を活かせる事務職を紹介してもらえました。時給1,400円で週4日、1日6時間働いて、月収は約13万円。扶養の範囲内で効率的に稼げています。
 
派遣会社の無料研修でExcelやWordのスキルを復習できたのも助かりました。職場でわからないことがあっても、担当者に相談できるので安心です。3年ルールがあるのは少し不安ですが、今は目の前の仕事に集中しています。

Bさん(42歳・コールセンター派遣)の場合

パートも検討しましたが、時給の高さで派遣を選びました。コールセンターは未経験でしたが、研修が充実していて、1ヶ月でしっかり仕事を覚えられました。時給1,300円で、パートより月3万円ほど多く稼げています。

ただ、即戦力を求められるプレッシャーは感じます。でも、その分やりがいもありますし、スキルアップできている実感があります。

パートを選んだママの体験談

Cさん(35歳・スーパーのレジパート)の場合

子供がまだ小学生で、急な発熱も多いので、シフトの融通が利くパートを選びました。家から自転車で5分のスーパーで、週3日、1日4時間働いています。時給は1,050円と高くはありませんが、職場の人たちが優しくて、急な休みにも対応してくれます。
 
未経験でしたが、丁寧に教えてもらえて、今では楽しく働けています。同じ職場のママ友もでき、子育ての情報交換もできるようになりました。

Dさん(40歳・飲食店パート)の場合

ブランクが15年あり、派遣は自信がなかったのでパートを選びました。飲食店のホールスタッフで、未経験OKだったので応募しました。最初は覚えることが多くて大変でしたが、3ヶ月経った今では慣れてきました。
 
時給は1,100円で、週4日、1日5時間働いて月収は約8.8万円。派遣より収入は少ないですが、家庭との両立を優先したかったので、この働き方で満足しています。

【再就職ママ必見】派遣vsパート、気になる疑問をQ&Aで解決!

子供の急な発熱。休みやすいのはどっち?

結論から言うと、休みやすさは雇用形態よりも、勤務先の企業文化や人員体制に大きく左右されます。

派遣社員の場合、有給休暇の取得や欠勤の連絡は、まず派遣会社とその担当者に、そして派遣先企業にも連携を取る必要があります。派遣会社の担当者に事前に「子供が小さいので、急な休みに理解のある職場を紹介してほしい」と伝えれば、配慮してもらえることもあります。

パートの場合は、同じような立場の方が多い職場であれば、子どもの都合などによる急な休みへの理解が得られやすい傾向にあります。

ポイント:いずれにせよ、面接時に「子供が小さく、急な休みをいただくことがあるかもしれません」と正直に伝えておくことや、日頃から職場の同僚とのコミュニケーションをとり体制を整えておくことが大切です。

扶養内で働きたい場合はどっちがいい?

どちらも扶養内で働けますが、時給が高い派遣の方が短期間で目標収入に達しやすいです。

扶養内で働く場合に意識したい「年収の壁」は以下の通りです。

  • 106万円の壁:一定の条件下で社会保険加入義務が発生
  • 123万円の壁:所得税が非課税となる
  • 130万円の壁:社会保険の扶養から外れる
  • 160万円の壁:配偶者特別控除が満額受けられる

例えば、年収123万円以内に抑えたい場合

  • 派遣(時給1,500円): 週4日、1日4時間程度
  • パート(時給1,100円): 週5日、1日4.5時間程度

時給が高い派遣の方が、短時間で目標収入に達するため、家庭との両立がしやすいでしょう。

ブランクや未経験でも採用されやすいのは?

未経験の場合はパート、ブランクがあってもスキルを活かしたい場合は派遣がおすすめです。

パートは未経験OKの求人が豊富で、特別なスキルがなくても応募できます。販売、軽作業、清掃、飲食店など、研修制度が整っている職場が多く、働きながら仕事を覚えていけます。「まずは気軽に働き始めたい」という方に向いています。

派遣は、即戦力としてのスキルや経験が求められることが多いですが、ブランクがあっても以前の職歴を活かせる仕事が見つかりやすいです。派遣会社の無料研修やeラーニングを活用すれば、ブランクを埋めながら自信を取り戻せます。

将来的に正社員を目指せる可能性が高いのは?

派遣の「紹介予定派遣」を活用すれば、正社員を目指しやすいです。紹介予定派遣とは、派遣期間(最長6ヶ月)終了後に、派遣先企業と本人の合意があれば正社員や契約社員として直接雇用される制度です。派遣期間中に職場の雰囲気や仕事内容を確認できるため、ミスマッチを防げます。

パートからの正社員登用も職場によっては可能ですが、制度として整っていない企業も多いです。ただし、長く勤めて信頼を得ることで、正社員への道が開けることもあります。

ポイント: 将来的に正社員を目指したい方は、派遣会社に「紹介予定派遣の求人を紹介してほしい」と伝えましょう。

掛け持ちはできる?派遣とパートの違いは?

どちらも掛け持ちは可能ですが、契約内容や就業規則を確認する必要があります。派遣の場合は派遣会社の担当者に、パートの場合は面接時や契約時に確認しておくことが大切です。

注意点: 掛け持ちをする場合、社会保険の加入条件や確定申告の必要性も変わってくるため、事前に調べておきましょう。

面接の難易度はどっちが高い?

一般的にはパートのほうがハードルが高く、派遣の方が低めです。

派遣の場合、派遣会社との登録面談と、派遣先企業との顔合わせ(職場見学)があります。顔合わせは面接ではなく、あくまで「お互いの確認」という位置づけなので、比較的リラックスして臨めます。また、派遣会社の担当者が同行してサポートしてくれることも多いです。

パートの場合、勤務先企業と直接面接を行います。志望動機や自己PRを求められることもあり、準備が必要です。ただし、未経験OKの求人が多いため、スキルよりも人柄や勤務条件の合致が重視されます。

有給休暇はどっちが取りやすい?

有給休暇は派遣社員もパートも、「勤務開始から6ヶ月以上継続して勤務し、かつ全労働日の8割以上出勤」という条件を満たせば付与される、法律で決められた権利です。実際の取りやすさは、職場の雰囲気や人員体制に大きく依存します。派遣の場合、有給休暇の申請は派遣会社を通じて行うため、パートと比べると精神的に取得しやすいかもしれません。

産休・育休は取れる?

産休(産前産後休業)は、雇用形態に関わらず取得できます。育休(育児休業)は、一定の条件を満たせば派遣もパートも取得可能です。

重要な違いは、産休・育休中の雇用主が誰になるかという点です。派遣社員の場合、雇用主は派遣会社であるため、派遣会社に対して産休・育休の申請を行い派遣会社から給付金を受け取ります。一方パートの場合、雇用主は勤務先の企業であるため、その企業に対して申請を行います。

どちらの働き方を選ぶにしても、産休・育休の取得を検討する際は、早めに雇用主である派遣会社や勤務先の企業に相談し、制度や手続きについて確認しておくことが大切です。

    まとめ:自分に合った働き方で、無理なく再就職の一歩を踏み出そう

    派遣とパート、それぞれの働き方やメリット・デメリットを見てきましたが、どちらか一方が優れているというものではありません。大切なのは、ご自身が仕事に何を求めるのか優先順位を整理し、ライフスタイルに合った働き方を選ぶことです。

    派遣がおすすめの人

    • 効率的に稼ぎたい
    • ブランクがあってもスキルを活かしたい
    • 仕事探しや就業中のサポートを受けたい
    • 将来的に正社員を目指したい

    パートがおすすめの人

    • 家庭との両立を最優先にしたい
    • シフトの融通を利かせたい
    • 未経験の仕事にチャレンジしたい
    • 同じ職場で長く安定して働きたい

    それぞれの働き方の特徴を理解し、前向きに再就職への一歩を踏みだしましょう。

    派遣かパートか迷ったら、まずは派遣会社に登録して相談してみよう

    ここまで派遣とパートの違いを見てきましたが、「やっぱり自分にはどちらの働き方が合っているのか、まだ決めきれない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

    そんな方は、まずは派遣会社に登録して、担当者に相談してみることをおすすめします。派遣会社への登録は無料で、登録したからといって必ず派遣で働かなければならないわけではありません。担当者があなたの希望や状況をヒアリングした上で、派遣とパートのどちらが向いているかアドバイスしてくれます。

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