経理事務に興味はあるけれど、「仕事内容が具体的にイメージできない」「未経験でも本当に大丈夫なのか不安」と感じている方は多いのではないでしょうか。経理事務は専門性が高い職種に見えますが、実際には未経験からスタートできる求人も多く、正しい準備をすれば十分に挑戦できる仕事です。この記事では、経理事務の仕事内容や、一般事務との違い、必要な資格、給料事情までわかりやすく解説していきます。
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結論:経理事務は未経験でも挑戦可能!ただし準備が重要
経理事務は「専門職」というイメージから、未経験者には難しい職種に思われがちです。しかし実際には未経験歓迎と記載している求人も多く、基礎的な知識とスキルを身につければ十分に挑戦できます。まずは経理事務の基本的な役割と、関連する職種との違いを押さえておきましょう。
そもそも経理事務とは?会社における役割
経理事務とは、会社のお金の流れを正確に記録・管理し、財政状態や経営成績を明らかにする仕事です。日々の入出金の記録から、月次・年次の決算書類の作成まで、企業の財務状況を正確に把握・管理することが主な役割となっています。
会社の規模や業種によって、経理事務が担う業務は異なりますが、共通しているのは「企業のお金に関するすべての記録と管理を担う」という点です。経営者が正確な意思決定を行うためのデータを提供する重要なポジションといえるでしょう。
未経験からでも始めやすい理由のひとつは、業務の多くがルーティン化されていることです。毎日・毎月・毎年、決まったサイクルで業務が繰り返されるため、一度流れを覚えてしまえば着実にスキルアップできます。
経理・財務・会計の違いを簡単に解説
「経理」「財務」「会計」は混同されやすい言葉ですが、それぞれ役割が異なります。これらの違いは、時間軸を切り口に考えるとわかりやすいです。
- 経理:
主に「過去のお金の記録・管理」を担当します。日々の入出金管理、伝票の起票、帳簿作成、月次・年次決算書の作成などが主な業務となっており、既に発生した取引を正確に記録し、会社の財政状況を明らかにすることが役割です。 - 財務:
主に「未来のお金の計画・調達・運用」を担当します。会社の事業計画に基づき、資金がどれくらい必要かを見積もり、金融機関からの融資や株主からの出資などによって資金を調達し、その資金を効率的に運用する戦略を立てます。会社の成長に必要な資金を確保し、最適化することが役割です。 - 会計:会社のお金の動きを「まとめて関係者に報告」する広範な概念です。大きく「財務会計」と「管理会計」に分けられ、財務会計は、株主や債権者などの社外の利害関係者に対して、会社の財政状態や経営成績を報告するための情報を作成します(決算書の作成など)。管理会計は、経営者や社内の管理職が経営判断を行うための情報を提供します(予算策定、コスト分析、事業部ごとの採算管理など)。
経理事務の仕事は、このなかの経理業務を中心に担当しますが、中小企業では財務や会計を兼務するケースもあります。大企業では部門が分かれていることが多く、経理事務は日次・月次・年次の記録・管理業務に特化することが一般的です。
経理事務の仕事内容一覧

経理事務の仕事は「日次・月次・年次」の3つのサイクルで構成されています。それぞれの業務内容を具体的に把握しておくことで、実際の仕事のイメージがつかみやすくなります。
日次業務(毎日行う仕事)
主な日次業務としては、以下のようなものが挙げられます。
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 現金・預金の管理 | 現金の入出金を確認し、帳簿と照合する |
| 伝票処理・仕訳入力 | 取引内容を会計ソフトに入力する |
| 請求書・領収書の管理 | 取引先からの請求書を受け取り、内容を確認・保管する |
| 経費精算 | 社員が申請した交通費・接待費などを確認・処理する |
| 入出金の確認 | 銀行口座の入出金明細を確認し、帳簿と照合する |
毎日発生するお金の動きを記録・管理する業務が基本となっており、ミスが後の業務に影響するため、正確さとスピードが求められます。地道な作業の繰り返しではありますが、この正確な積み重ねが、会社の健全な経営を支えるうえで不可欠なものです。
月次業務(毎月行う仕事)
日次業務で積み重ねた記録をもとに、月に一度「締め」の作業に入ります。月末から月初にかけて集中的に行われ、この時期は業務量が増える傾向があります。日次業務よりも少し専門性が高くなりますが、会社の経営状況を月単位で把握するための重要な役割です。主な月次業務としては、以下のようなものがあります。
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 月次決算 | 1か月分の収支をまとめ、損益を確認する |
| 給与計算 | 社員の勤怠データをもとに給与を計算・支払い処理をする |
| 売掛金・買掛金の管理 | 未回収の売上・未払いの費用を管理する |
| 銀行残高照合 | 帳簿の残高と銀行口座の残高を照合する |
| 各種税金の計算・納付 | 源泉所得税・消費税などの計算と納付手続きを行う |
経理事務の中核をなす業務で、特に月次決算の数字は経営判断にも使われるため、正確性と期日管理が特に重要です。これらの業務を通じて、経理事務は日々のルーティンワークだけでなく、経営に近い部分でも貢献していることを実感できます。
年次業務(年に一度行う仕事)
| 業務 | 内容 |
|---|---|
| 年次決算 | 1年間の収支をまとめ、決算書類を作成する |
| 法人税・消費税の申告 | 税理士と連携しながら各種税金の申告書類を準備する |
| 固定資産の管理 | 設備・備品などの資産を管理し、減価償却を計算する |
| 年末調整 | 社員の年間所得税を精算する |
| 監査対応 | 外部監査に必要な書類を準備・提出する |
年次決算は1年間の財務状況をまとめる重要な作業で、決算期に集中して行います。経理事務の業務のなかでも最も専門性が求められるものです。未経験者がすぐに担当することは稀で、通常は経験豊富な先輩社員や上司の指導のもとで段階的に習得していきます。
これらの業務に携わることは、経理としてのスキルアップとキャリア形成に直結する大きなやりがいとなるはずです。将来的には、会社の経営全体を数字で俯瞰できるような、高度な専門知識を持った人材へと成長していくことができるでしょう。
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経理事務と一般事務の5つの違い

「一般事務から経理事務へのキャリアチェンジを考えているけれど、何がどう違うのかわからない」という方も多いでしょう。ここでは5つの観点から両者の違いを整理します。
1. 業務内容の専門性
一般事務と経理事務の業務内容における最も大きな違いは、その専門性にあります。一般事務は、書類作成・データ入力・電話対応・来客対応など、会社全体のサポート業務を幅広く担当します。
一方、経理事務は「お金の管理」に特化した専門業務です。専門性が高い分、スキルが身につくと、転職市場での評価も高まります。
| 経理事務 | 一般事務 | |
|---|---|---|
| 業務範囲 | お金の管理・記録に特化 | 幅広いサポート業務全般 |
| 専門性 | 中〜高(財務・会計知識が必要) | 低〜中(汎用スキル中心) |
| 業務の定型度 | 高い(ルーティン業務が多い) | 比較的柔軟・多様 |
2. 求められるスキルや知識
それぞれの職務で求められるスキルや知識にも明確な違いがあります。一般事務では、WordやExcelといった基本的なPCスキル、電話応対や来客対応といったビジネスマナー、そして社内外との円滑なコミュニケーション能力が重視されます。
一方で経理事務では、これらの基本的なスキルに加えて、簿記の知識・会計ソフトの操作・数字への高い正確性などが必要です。未経験から経理事務を目指す方は、これらのスキルを意識的に学習することが、転職への近道となります。
3. 仕事のサイクルと繁忙期
仕事の進め方や忙しさの波も、一般事務と経理事務では大きく異なります。一般事務の仕事は、突発的な依頼や急ぎの対応が多く、日々の業務内容が流動的である傾向があります。そのため、臨機応変な対応力やマルチタスクをこなす能力が求められます。
これに対し経理事務の仕事は、日次・月次・年次という明確なサイクルに沿って進みます。月末・月初・決算期に業務が集中し、繁忙期は残業が増えることもありますが、それ以外は比較的落ち着いて働けるという特徴もあります。
経理事務の繁忙期
- 月末・月初:月次決算・請求書処理・給与計算が集中
- 3月・9月(決算期):年次決算・税務申告の準備で繁忙
- 12月・1月:年末調整・法定調書の作成で業務量が増加
4. 給与・年収
専門性が高い職種のため、経理事務は一般事務と比較して給与水準が高い傾向にあります。専門スキルを身につけることで、経済的なメリットも大きくなるのが経理事務の魅力のひとつでしょう。
| 雇用形態 | 経理事務(平均) | 一般事務(平均) |
|---|---|---|
| 正社員 | 年収300~600万円 | 300 ~400万円 |
| 派遣 | 時給1,600~2,000円 | 1,300~1,600円 |
5. キャリアパス
将来のキャリアの広がりという点でも、経理事務には明確な強みがあります。一般事務からのキャリアパスは、営業事務や総務、人事など横断的な選択肢になる場合が多いです。
一方の経理事務は、経理の専門家として縦に深めていくキャリアが特徴です。専門性を積み上げることで、長期的に安定したキャリアを築きやすい職種だといえるでしょう。
経理事務のキャリアパス例
- 経理事務 → 経理担当 → 経理リーダー・主任
- 経理事務 → 財務担当 →財務責任者
- 経理事務 → 税理士補助 → 税理士資格取得
- 経理事務 → 管理会計担当 → 経営企画
経理事務は「しんどい」って本当?
「経理事務はしんどい」という声をよく耳にしますが、実際のところはどうなのでしょうか。ネガティブな面も正直にお伝えしますので、ご自身の適性を見極めるための参考にしてみてください。
経理事務がしんどいと言われる理由
経理事務をしている方がしんどいと感じる場面には、主に以下のようなものがあります。
- 繁忙期の業務集中
月末・決算期には業務量が一気に増え、残業が続くこともあります。特に年次決算の時期は、通常の2〜3倍の業務量になることも珍しくありません。 - ミスが許されないプレッシャー
経理のミスは、決算書の誤りや税務申告のトラブルに直結します。「1円でも合わないと帰れない」という声もあるほど、正確性へのプレッシャーは大きいです。 - 孤独な作業が多い
経理事務はデスクでの作業が中心で、人と話す機会が少ない日もあります。コミュニケーションを重視する方は物足りなさを感じることもあるかもしれません。 - 法改正への対応が必要
インボイス制度・電子帳簿保存法など、税制や会計ルールは定期的に改正されます。常に最新情報をキャッチアップする必要があり、学習が継続的に求められます。
一方で、「ルーティン業務が多く、仕事の見通しが立てやすい」「専門スキルが身につき、転職に強くなる」「繁忙期以外は定時で帰れることが多い」という声も多く、しんどさと働きやすさは表裏一体です。
経理事務に向いている人の特徴5選

次に、経理事務として活躍できる人の特徴を具体的にご紹介します。
「しんどい」というイメージがあることも、人によっては「やりがい」や「得意なこと」に変わり、長く活躍できる可能性があります。 以下の特徴に当てはまる方は、経理事務に向いている可能性が高いです。
1. 数字を扱うことに抵抗がない人
経理事務は、日々多くの数字と向き合う仕事です。伝票の起票、帳簿への記帳、試算表の作成など、目にする情報のほとんどが数字と言っても過言ではありません。「数学が得意」である必要はありませんが、数字を見ることに抵抗がなく、細かい数値の確認を苦にしない方に向いています。
高度な数学の知識や複雑な計算能力が求められるわけではありません。計算自体は会計ソフトが行います。大切なのは、数字の整合性を丁寧に確認できる几帳面さです。
2. コツコツと地道な作業が苦にならない人
経理業務の多くは、華やかさとは対極にある、地道な作業の繰り返しです。日々発生する取引の伝票入力、預金残高や現金の照合、領収書の整理やファイリングなど、ルーティンワークが中心となります。
これらの作業は一見すると単調に思えるかもしれませんが、一つひとつの積み重ねが会社の正確な財務状況を支え、経営判断の基盤となる重要な情報を作り出しています。細かい作業を正確に、飽きずに続けられる集中力や忍耐力がある人こそ、経理事務で真価を発揮できるでしょう。
3. 責任感が強く、正確性を重視する人
経理の仕事は、会社の「お金」を扱うため、非常に高い責任感と正確性が求められます。小さなミスが会社全体に影響を与える可能性を常に考慮し、ミスを未然に防ぐ、あるいは発生したミスを徹底的に追求し解決する姿勢が不可欠です。少しの確認漏れや入力ミスが、会社の信用や経営判断に悪影響を及ぼすこともあります。
「まあ、いいか」で済ませることなく、細部までこだわりを持って取り組める方は、経理事務として大いに活躍できるでしょう。自分の仕事が会社の根幹を支えているという自負を持ち、その重要性を理解して業務にあたれる人が求められます。
4. スケジュール管理が得意な人
経理業務には、「月次決算は毎月〇日まで」「税金の納付期限は〇月〇日」といったように、厳格な締め切りが多数存在します。締め切りから逆算して日々の業務計画を立て、着実に実行していくスケジュール管理能力は、経理事務にとって非常に重要なスキルです。
特に月末月初や決算期といった繁忙期には、複数の業務が同時進行するため、優先順位を判断し、効率的にタスクを消化していく力が求められます。計画性を持って仕事を進めることができ、締め切りに間に合わせることに喜びを感じる方は、経理事務の仕事に大いに適応できるでしょう。
5. 向上心があり、学び続ける意欲がある人
経理の仕事は、一度知識を身につければ終わりというものではありません。税法や社会保険制度は頻繁に改正されますし、インボイス制度や電子帳簿保存法のように、業務フローやシステム自体が大きく変わることもあります。このような変化に対応するためには、常に新しい情報をキャッチアップし、自ら学習し続ける意欲が不可欠です。
変化を前向きに捉え、積極的に情報収集を行い、自身のスキルアップに励める方は、経理として長く活躍し続けることができます。学ぶことを苦とせず、むしろ自身の成長の糧にできる探求心を持つ人こそ、経理事務の専門職として大きく羽ばたけるでしょう。
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未経験から経理事務になるには?必要なスキルと有利な資格

未経験から経理事務を目指す多くの方が、「何を準備すればいいのかわからない」という漠然とした不安を抱えています。ここからは、採用担当者が重視する基本スキルと、取得しておくと有利な資格を具体的に解説します。
経理事務に必須の基本スキル
未経験でも採用されるために、最低限身につけておきたいスキルは以下の通りです。
| スキル | 詳細 | 優先度 |
|---|---|---|
| Excel基本操作 | SUM・VLOOKUP・ピボットテーブルなど | ◎ 必須 |
| 簿記の基礎知識 | 仕訳・貸借対照表・損益計算書の読み方 | ◎ 必須 |
| 会計ソフトの基礎知識 | 主要な会計ソフトの基本操作 | ○ あると有利 |
| 数値への正確性 | 入力ミスを防ぐ確認習慣・ダブルチェックの意識 | ◎ 必須 |
| ビジネスメール・文書作成 | 取引先・社内への正確な文書作成 | ○ 基本として必要 |
特にExcelは、経理事務のほぼすべての業務で使用します。関数・ピボットテーブル・グラフ作成など、実務レベルのExcelスキルを身につけておくことが、未経験採用の大きな武器になります。
取得しておくと有利な資格一覧
日商簿記検定(まずは3級から)
経理事務を目指すなら、最初に取得を目指したい資格が日商簿記検定です。3級は「商業簿記」の基礎を学ぶ入門資格で、未経験から経理事務に転職する際の最低ラインとして評価されることが多いです。
3級:
商業簿記の基本的な仕組みを理解していることの証明となり、取得することで経理の共通言語を理解しているというアピールができます。「未経験歓迎」の求人であっても、応募条件や歓迎スキルとして日商簿記3級が挙げられていることが多いです。学習時間の目安は80〜150時間。独学でも取得可能です。
2級:
高度な商業簿記と工業簿記(製造業の原価計算に関する簿記)の知識を身につけていることの証明となり、取得することで企業の経営状況や財務諸表の数字を正確に読み解く力がアピールできます。「経理・財務職」の求人はもちろん、営業や経営企画などの幅広い職種でも評価されやすく、即戦力として期待されます。学習時間の目安は250〜350時間。取得すると採用や給与面で大きく有利になるでしょう。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
経理業務は、伝票処理やデータ集計など、パソコンを使った作業が日常的に発生します。PCスキルは不可欠な能力であり、その習熟度を客観的に証明できるのが「MOS」です。
経理事務の場合、特にExcelのスキルが業務効率に直結するため、MOSのExcelスペシャリストレベルを取得しておくと、大きな強みとなります。履歴書に明記できるだけでなく、実務で役立つ関数やデータ分析のテクニックを習得できるため、一石二鳥のメリットがあるでしょう。
FASS検定(経理・財務スキル検定)
簿記が会計の基礎知識を問う資格であるのに対し、「FASS検定」は、より実務に近い知識やスキルを測定することに特化しています。「資産」「決算」「税務」「資金」の4分野から出題され、合否ではなくスコアで評価されるのが特徴です。
評価はA~Eの5段階に分かれていて、C(561点~)は「基本的な業務は遂行できる」、B以上(641点以上)が「実務を自信を持って遂行できる」レベルとされています。
給与計算実務能力検定
経理業務のなかでも特に専門性が高く、かつ重要な業務の一つが「給与計算」です。社会保険料や所得税、住民税に関する知識が不可欠であり、法改正にも常に注意を払う必要があります。「給与計算実務能力検定」を取得することで、これらの複雑な知識を正しく理解し、適用できる能力があることを証明できます。
2級:給与計算の基礎知識。未経験者でも取得しやすい。
1級:社会保険・税務の実務知識まで含む。より専門的なスキルの証明になる。
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未経験から経理事務への転職を成功させる4ステップ
未経験から経理事務への転職は、正しいステップを踏めば十分に実現可能です。焦らず順番に準備を進めることが、転職成功への近道です。
簿記の基礎知識を身につける
まず取り組むべきは、日商簿記3級の学習です。簿記の基礎を理解することで、経理事務の仕事内容が具体的にイメージできるようになり、面接でも「経理への本気度」をアピールできます。
学習方法はテキストでの独学や、オンライン講座、通学講座など、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶとよいでしょう。1日1〜2時間の学習を続ければ、約2〜3か月で3級合格を目指せます。まず3級を取得し、転職活動と並行して2級の学習を進めるのが効率的です。
実務で役立つPCスキルを磨く
簿記と並行して取り組みたいのが、Excelスキルの強化です。経理事務の実務では、SUM・IF・VLOOKUPなどの関数やピボットテーブルなどの機能を日常的に使用するため、これらを使いこなせるレベルを目標にしましょう。
学習にはExcel公式の学習コンテンツや無料のオンライン講座などを活用するのがおすすめです。加えて、freeeやマネーフォワードクラウドなど、主要な会計ソフトの無料トライアルで操作感をつかんでおくと、面接時のアピールにもつながります。
「未経験歓迎」の求人に応募する
スキルの準備が整ったら、いよいよ求人への応募です。「未経験歓迎」「経理アシスタント」「経理補助」などのキーワードで探してみましょう。いきなり経理担当者としての採用は難しくても、補助・アシスタントとしてスタートできる求人は多くあります。求人を見る際は、以下のポイントに注目しましょう。
- 研修制度が整っているか(入社後の研修やOJTなど、具体的な育成計画があるか)
- 最初はアシスタント業務からスタートできるか(いきなり高度な業務を任されるのではなく、段階的にスキルアップできる環境か)
- 先輩社員によるサポート体制が充実しているか
育成環境が整っている企業を選ぶことで、入社後のミスマッチを防ぎ、着実にスキルを身につけていくことができます。積極的に質問をして、企業の育成への取り組みを確認することも大切です。
派遣の求人に応募してみる
もし正社員での転職が難しいと感じる場合や、より多くの企業で実務経験を積みたいと考えるのであれば、「派遣社員」という選択肢も視野に入れることを強くおすすめします。
派遣は未経験歓迎の求人が多く、様々な企業で経理の実務経験を積むことができます。まずは派遣で実務経験を積み、そこで得たスキルや経験を活かして正社員を目指すというキャリアプランは、未経験から経理事務を目指す方にとって、非常に現実的で有効な戦略だといえるでしょう。
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気になる経理事務の給料・年収事情

経理事務への転職を考えるうえで、給料や年収は重要な判断材料のひとつです。雇用形態・経験年数・保有資格によって大きく異なるため、具体的な数字を把握しておきましょう。
雇用形態別の平均給料
| 雇用形態 | 平均年収・時給 | 備考 |
|---|---|---|
| 正社員 | 年収300~600万円 | 未経験・アシスタント職は300~400万円、経験者や資格保有者は500万円超になることも |
| 派遣社員 | 時給1,600~2,000円 | 地域や経験により変動、一般事務より高水準 |
| パート・アルバイト | 時給1,200~1,400円 | 地域や業務範囲により変動 |
雇用形態によって給与水準は異なりますが、経理事務は専門職として比較的安定した収入が得られる職種だといえるでしょう。ご自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、最適な働き方を選ぶことが大切です。
経理事務で給料を上げる方法|経験・資格でどれくらい変わる?
経理事務の給料は、経験と保有資格によって大きく変わります。日商簿記2級以上を取得すると、資格手当が支給される企業も多く、年収で数十万円の差が出ることも珍しくありません。FASS検定などで実務能力を客観的に証明できれば、即戦力として評価され、より高待遇の企業への転職も可能になります。
| 資格 | 給料への影響 |
|---|---|
| 簿記3級 | 未経験採用の条件クリア・基本給に反映されるケースあり |
| 簿記2級 | 月給1〜3万円程度のアップが見込める・採用時の評価が大幅に向上 |
| 簿記1級・税理士科目合格 | 専門職としての評価・年収450万円以上も視野に |
| FASS検定B以上 | 実務スキルの証明として評価・昇給・昇格に有利 |
経理事務のやりがいとキャリアパス
経理事務は「地味な仕事」というイメージを持たれることもありますが、実際には多くのやりがいがある職種です。長期的なキャリアパスも描きやすく、専門性を高めることで安定した収入とキャリアを築けます。
経理事務のやりがい・魅力
- 会社の経営を数字で支えるやりがい
経理事務が作成する財務データは、経営者の意思決定に直接使われます。「自分の仕事が会社の経営を支えている」という実感は、経理事務ならではのやりがいです。 - スキルが目に見えて身につく
簿記・会計ソフト・Excel・税務知識など、経理事務で身につくスキルは明確で、資格という形でも証明できます。「成長している実感」が得やすい職種です。 - 転職市場での評価が高い
経理スキルはどの業界・企業でも必要とされるため、転職市場での評価が高く、長期的なキャリア形成に有利です。経験を積むほど市場価値が上がります。 - 繁忙期以外は働きやすい
繁忙期は業務が集中しますが、それ以外の時期は比較的定時で帰れることが多く、ワークライフバランスを保ちやすい職種でもあります。
経理事務のキャリアパス
経理事務としてキャリアをスタートさせた後の将来は、多様な選択肢があります。ご自身の興味や適性に合わせて、様々なキャリアプランを描けるのが経理事務の魅力です。
まず、一つの道として「スペシャリストコース」が挙げられます。これは、決算、税務、管理会計など、経理業務の中でも特定の分野の専門性を深く追求し、その道のプロフェッショナルとして活躍するキャリアです。公認会計士や税理士の資格を取得し、より専門性の高い業務に携わることも可能です。
次に、「マネジメントコース」があります。これは、実務経験を積んだ後、経理部門のリーダー、課長、部長といった管理職へと昇進し、チームや組織全体を統括する役割を担うキャリアです。メンバーの育成や業務効率化の推進など、マネジメントスキルも磨きながらキャリアアップを目指せます。
そして、「キャリアチェンジコース」も選択肢のひとつです。経理で培った財務や会計の知識は、企業の根幹を理解するうえで非常に強力な武器となります。経理部門から財務、経営企画、内部監査、さらにはM&A担当といった部署へ異動し、より経営に近い立場で活躍することも可能です。経理事務の経験は、単なるひとつの職種に留まらず、多様な可能性へとつながる「門戸」を開いてくれるものだといえるでしょう。
経理事務に関するよくある質問(Q&A)
まとめ:経理事務は将来性のある専門職!未経験からキャリアを築こう
経理事務は、準備をすれば未経験からでも十分に挑戦できる職種です。まずは簿記3級の学習からスタートし、一歩ずつ着実に準備を進めていきましょう。
経理事務に興味をもった方は、ぜひキャリステをご活用ください。未経験から挑戦できる派遣の求人を多く掲載しており、実務経験を積むのにうってつけです。様々な業種や規模の企業で働けるため、短期間でスキルの幅を広げやすく、また「どんな職場が自分に合うか」を見極めながら働けるのも魅力になっています。
派遣で実務経験を積んでから正社員登用や転職などのステップアップをする方も多く、経理事務にキャリアチェンジしたい方の最初の一歩としておすすめです。
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